有料と無料の着付け教室の違いってなに?安心して通うために知りたい双方の特徴
着物を着る際に、自分で着ることができたらいいなと感じる人もいるのではないでしょうか。また、お子様やご家族に着物を着せてあげたいと思う人もいるでしょう。着物を着たいと思った場合、正しい着方を学ぶために着付け教室に通うのがおすすめです。この記事では、着付け教室の種類や選び方についてまとめています。
有料の着付け教室で学ぶことの利点とリスク
着付け教室には、有料の着付け教室と無料の着付け教室があります。まずは有料の着付け教室の特徴や利点、リスクについてまとめておきます。
有料の教室の利点 丁寧に指導してもらえる
有料の着付け教室は、講師と1対1で学べるものと、グループレッスンがあります。個別に学べるレッスンの場合、受講料は割高となってしまいますが、より丁寧な指導を受けられると言えるでしょう。一人ひとりのレベルに合わせて着付けを学んでいけます。
グループレッスンでも少人数制というスタイルにしている教室が多いため、少しでも受講料を抑えたい場合は、グループレッスンもおすすめです。
有料の教室のリスク 費用がかかる
着付け教室は、無料で通うことができる教室もあるので、有料教室の受講料がより高く感じてしまう人は多いです。月謝制の教室もあれば、チケット制の教室もあります。
また、コースが分かれていて、徐々にステップアップしなければ、着付けを完璧にマスターできないというような教室もあり、自分に合う教室を探す必要があるでしょう。
ワンコインの着付け教室も
有料の着付け教室でも、ワンコインで通える教室があります。ワンコインと聞くと、とてもリーズナブルな印象を受けるのではないでしょうか。これは1レッスンワンコインというスタイルで、着付けをマスターできるまで通います。
どれくらい通えばマスターできるかは個人差がありますので、状況によっては月謝制や回数券のほうが安く済む場合もあるでしょう。
無料の着付け教室で学ぶことの利点とリスク
無料で通える着付け教室は、費用がかからないので通いたいと思って、すぐに行くことができそうですね。しかし無料で学ぶ場合は、利点だけでなくリスクもあります。とくに無料の場合は、どうして無料になっているのかということを把握しておかなければいけません。
無料で受講できるのはどうしてなのか?
無料の着付け教室は、着物や帯を販売している会社や問屋さんなどが、着付け教室に仲介手数料を支払っていることが多いです。これにより、着付け教室は受講料をもらわなくても運営ができるのです。
その代わり、問屋さんや販売会社に、生徒さんを紹介して着物を買ってもらえるように、誘導してもらうというのが目的です。
無料で受講してもらって、販売会社や問屋さん、着付け教室の双方にメリットがなければ、無料で受講というのは難しいでしょう。
無料の着付け教室の利点
無料の着付け教室に通う場合の利点は、費用をかけないで受講できるという点です。できるだけ、費用を抑えて受講したいなら、無料の着付け教室は最適でしょう。
ただし、お茶会や懇親会など、実費が発生する場合はあります。また、着付けで使用する着物の購入が必要になる場合もあるため、事前に確認しましょう。
無料の着付け教室のリスク
無料の着付け教室では、受講料がかからない代わりに、販売会や展示会への参加を求められます。これらが授業のカリキュラムとして含まれていることが多いので、参加を拒否することはほぼできません。
そして販売会や展示会では、着物をすすめられます。購入は必須ではありませんが、勧められて断る勇気がない場合、無料の着付け教室はおすすめできません。
着付け教室を選ぶにあたっての大切なポイント
着付け教室を選ぶ際は、下記のような点を意識して選びましょう。
安さか安心か
無料で学べるのは良いけれど、展示会や販売会で勧められたら断れないかもしれない・・・そう感じるなら、有料の着付け教室に行った方が安心でしょう。要らないものはいらないと言える人で、できるだけ安く受講したいなら無料の着付け教室は最適です。
有料の着付け教室でも販売会がある場合も
有料の着付け教室でも、販売会が行われることがあります。カリキュラムを確認し、販売会への出席が必須となっている場合は、注意しなければいけません。
授業料を確認
有料の着付け教室なら、授業料を確認しましょう。授業料以外に発生する費用がないかどうかも、確認しなければいけません。
用意しなければならないモノを確認
着付け教室に通う際に、個人で用意しなければならないものが、どれくらいあるのか確認しましょう。レンタルできれば、費用をおさえることができますが、購入の場合は費用がかかります。
無料と有料の着付け教室の違いや、着付け教室を選ぶ際に重視したいポイントについてお伝えしました。着付けをマスターしたいという方は、お伝えしたポイントをよく確認して、自分に合う着付け教室を探してください。着付け教室選びを失敗すると「思っていたのと違う」となってしまうので気を付けてくださいね。